香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

087-863-7730

【月火木土】9:00-13:00/14:00-18:00
【水金日祝】休診

ご予約ご予約

香川県 高松市 花宮 インプラント 口腔外科 歯周病予防

院長ブログ

光殺菌歯周治療4 ~続 活性酸素~


再び活性酸素の話です。多くの疾患の発生原因に活性酸素がかかわっていると考えられているため、なぜ活性酸素がそのような働きをするのかということを理解するには、活性酸素が他の原子や分子とどうかかわる性質を持っているのかの理解が必要です。

人が生きて行くうえで酸素は欠かせませんが、それは主にミトコンドリアに存在する電位伝達系でATPという形で、生きて行くのに必要なエネルギーを作り出すところに直接かかわっているからです。この電子伝達系で酸素は4電子を受け取って(=還元されて)水となりますが、必ずしも酸素分子に電子が4個きちんと渡されるとは限りません。酸素分子が4個ではなく、1個、2個、3個と不完全に渡される(=還元される)ことがあり、この状態だと不安定なのでさらにを受け取ろうとするのです。この状態の酸素が活性酸素です。言葉を変えると、酸素分子が部分的に還元された(部分的に電子を受け取った)ものが活性酸素といえます。

 

たとえば、酸素分子が1電子還元されると(電子を受け取ると)スーパーオキシド(・O2)となります。これは不対電子(・)を持った「フリーラジカル」に属し、スーパーオキシドアニオンラジカルと呼ばれることもあります。

 

 

さらにスーパーオキシドがもう一個電子還元されるとO22ですが、これにH+が2個つくと過酸化水素(H2O2)となります。

さらにこの過酸化水素がさらにもう一個電子を受け取る(=還元される)ともはや酸素原子と酸素原子の間の結合は安定した状態でいることができなくなり、結合が切れて、ヒドロキシラジカル(・OH)と水酸化物イオン(OH)となります。

これらスーパーオキシド、過酸化水素、ヒドロキシラジカルはすべて活性酸素の一種です。そして、スーパーオキシドとヒドロキシラジカルは不対電子をもつためにフリーラジカルです。また、ヒドロキシラジカルは活性酸素の中でも最強にラディカル(過激)で反応性が高いです。

ついでに、「一重項酸素」というものがあり、これも活性酸素の一種ですのでこの機会に説明します。一重項酸素は酸素原子同士が不対電子を二つずつ出し合って共有しています。普通ならこの状態で安定なのですが、酸素分子に限っては極めてユニークなのですが、この状態は実は通常の不対電子を二個持つ酸素分子(三重項酸素)の状態より不安定なのです。だから一重項酸素は通常の酸素より活性が高いので活性酸素に分類されます。

 

中山 康弘 院長

■この記事の監修者

中山 康弘 院長

略歴・資格
  • 1974年 香川県立高松高等学校卒業
  • 1981年 福岡県立九州歯科大学卒業
  • 1981年 岡山大学歯学部口腔外科学講座入局
  • 1990年 岡山大学大学院歯学研究科歯学専攻修了 - 歯学博士(岡山大学)
  • 1991年 香川医科大学医学部非常勤講師
  • 1992年 岡山大学歯学部非常勤講師
  • 1992年 岡山赤十字病院歯科口腔外科副部長
  • 1996年 高松赤十字病院歯科口腔外科部長 - 日本口腔外科学会指導医
  • 2004年 高松市にて中山歯科クリニック開業
  • 2007年 日本臨床歯周病学会認定医
  • 2011年 日本歯周病学会歯周病専門医
  • 2016年 日本臨床歯周病学会歯周インプラント認定医
  • 2022年 加圧サイクル・インストラクター資格
修了研修・学会等
  • 日本口腔外科学会
  • 日本口腔科学会
  • 日本歯周病学会
  • 日本臨床歯周病学会
  • 日本口腔インプラント学会
  • AAP(American Academy of Periodontology)アメリカ歯周病学会
  • 日本加圧トレーニング学会
  • 日本抗加齢医学会

▶︎ 医師紹介ページを見る